Thursday, January 25, 2018 11:10 AM

マドゥロ氏が再選出馬表明 米国務省、前倒し容認せず

 ベネズエラからの報道によると、反米左翼マドゥロ大統領は24日、4月末までに前倒し実施されることが決まった大統領選の「候補者となることを本日決めた。責任を引き受ける」と述べ、再選出馬する意向を正式表明した。労働組合の会合で明らかにした。

 大統領選の前倒し実施決定に対し、米国務省のナウアート報道官は24日の声明で「自由、公平でなく、国民の意思を反映していない」として容認しない考えを表明。「米国はマドゥロ政権に対し、全市民の人権を尊重し、民主主義的な憲法秩序を取り戻すよう求める」と強調した。

 ベネズエラの政権派のみで構成される制憲議会は23日、今年後半に予定されていた大統領選の前倒し実施を決定。野党連合が分裂状態に陥っていることなどから、好機と捉えて政権維持を狙うとみられている。(共同)