Thursday, January 25, 2018 11:10 AM
諮問機関からの辞意表明 前米知事、ロヒンギャ問題
米国のリチャードソン前ニューメキシコ州知事は、ミャンマー政府がイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害問題に関して設立した諮問機関のメンバーを辞すると25日までに明らかにした。訪問先のミャンマーの最大都市ヤンゴンで、ロイター通信に語った。
リチャードソン氏は諮問機関について「(ロヒンギャ問題の本質を包み隠す)体裁のいいごまかしだ」と指摘。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相を「指導者としてのモラルに欠けている」と非難した。
治安当局とロヒンギャの武装集団が衝突した西部ラカイン州などに関する極秘書類を警官から違法に入手したとして逮捕されたロイター通信記者に関して議題に乗せようとしたところ、スー・チー氏が「諮問機関の業務外だ」と激怒して取り合わなかったことも、辞意表明に踏み切らせる一因となったとみられる。(共同)
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