Friday, January 26, 2018 11:00 AM
日米、FTAは議論せず 経済対話の事務協議終了
日米両政府が東京都内で開いた経済対話の事務レベル協議は26日、自動車や農業など通商問題を幅広く協議し終了した。交渉関係者によると、トランプ大統領が復帰検討を表明して注目が集まった環太平洋連携協定(TPP)や、日米の自由貿易協定(FTA)は議題にならなかった。
事務レベル協議は課長級が参加して25日から開催。日本からは外務省や農林水産省、経済産業省などの担当者が出席し、米通商代表部(USTR)や商務省の当局者らと意見を交わした。
米国は貿易赤字の削減に向け日本に自動車の市場開放を求めており、経済対話では日本が輸入する米国車の検査手続きの簡略化などを進めることになっている。今回の事務協議では自動車を巡り、環境や安全などに関する日米共同の基準作りについても話し合った。(共同)
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