Friday, January 26, 2018 11:01 AM

北朝鮮に最大限の圧力 トランプ氏、軍強化訴え

 トランプ大統領は26日、スイス・ダボスの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、朝鮮半島の非核化を実現するため北朝鮮に「最大限の圧力」を加える考えを強調した。米軍には「歴史的な投資」をしていると述べ、一層の軍事力強化へ決意を示した。

 トランプ氏は、テロから米国を守るため「あらゆる必要な手段を取る」と述べ、国境警備の強化や移民制度改革を断行すると表明。「ならず者政権やテロリスト、修正主義国家から世界を安全にする」と語った。

 イラクやシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地のほぼ全域が奪還されたとした上で、テロ壊滅へ「まだやるべきことがある」として、アフガニスタンをテロリストの巣窟にしないよう取り組むとした。

 イランの核保有阻止に向け、関係国との連携を強化する意向も示した。自身が掲げる「米国第一」は米国単独主義ではないとして「より良い世界を築くため、友情とパートナーシップを確認する」と訴えた。(共同)