Monday, January 29, 2018 11:18 AM

選手団認めず個人出場容認 ロシア、平昌パラ参加問題

 国際パラリンピック委員会(IPC)は29日、国ぐるみのドーピング問題を抱えるロシアの平昌冬季パラリンピック参加問題について同国選手団としての参加は認めず、条件を満たした選手が「中立選手」として個人資格で出場することを容認すると発表した。ロシア・パラリンピック委員会(RPC)への資格停止処分は継続する。

 スキーのアルペン、距離、バイアスロン、スノーボード、車いすカーリングに、30〜35人の出場を見込んでいる。「中立選手」のロシア国旗、国歌の使用は禁じ、表彰式などでパラリンピック旗、パラリンピック賛歌を使う。

 国際オリンピック委員会(IOC)は平昌五輪にロシアの選手団としての派遣を禁じる一方、潔白を証明した169選手には個人資格での出場を認めた。一昨年のリオデジャネイロ夏季大会でロシアを全面除外したIPCだが、今回はIOCと同様の判断に至った。(共同)