Monday, January 29, 2018 11:20 AM

NAFTA再交渉延長か 第6回会合閉幕へ

 カナダのモントリオールで開かれていた米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第6回会合が29日、閉幕する。メキシコは2017年12月から18年3月へ延長された再交渉の期間に関し再延長の可能性を認めており、再延長で合意できるかどうかが焦点。閉幕後に3カ国の担当閣僚が記者会見し、会合の内容を説明する見通しだ。

 今回の会合は23日に始まり、最大の争点となっている乗用車関税の取り扱いを巡って協議した。欧米メディアによると、カナダは28日までに、米国が求める乗用車の関税をゼロにする基準の厳格化に関し、非公式に打開案を提示した。

 カナダは3カ国内で調達する部品にソフトウエアや鉄、アルミニウムといった原材料を含めることを提案。米国製品の調達が増える可能性があり、米国側は一定の評価をしているという。(共同)