Monday, January 29, 2018 11:21 AM

台湾の旗、突然消えた! 米サイトに中国圧力か

 米政府の公式サイトから台湾の「国旗」が削除されるケースが相次いでいる。台湾の外交部(外務省)は米政府に不満を表明したが、背景には「台湾は独立国でなく中国の一部だ」とし、国際社会での台湾の孤立化を狙う中国の圧力があるとみられる。米側からは台湾に「対台湾政策に変更はない」と回答があったという。

 米国務省領事局が各地の安全情報を提供するサイトで最近、台湾のページの一部が空白となり、台湾が国旗とする「青天白日満地紅旗」が消えていることが確認された。米国務省が他国・地域を紹介する別のサイトや米通商代表部(USTR)のサイトでも、最近になって台湾のページから旗が消失した。

 領事局のサイトではその後、理由は不明ながら台湾以外の全ての国や地域の旗も掲載されなくなった。一方、USTRのサイトでは29日現在、各国・地域の旗のデザインを表示する欄が台湾のページだけないが、中国の特別行政区である香港やマカオのページでは、それぞれの旗のデザインが表示され続けていた。(共同)