Monday, January 29, 2018 11:22 AM

王岐山氏、全人代代表に 完全引退せず、副主席か

 中国湖南省のメディアによると、同省人民代表大会(省議会)は29日、第13期全国人民代表大会(全人代)の代表(国会議員)に習近平国家主席の腹心、王岐山・前共産党中央規律検査委員会書記(69)ら118人を選出した。王氏は3月に開催予定の全人代で、国家副主席などの要職に就任する可能性が高まった。

 王氏は昨年10月の第19回党大会で「党大会時に68歳なら引退」との慣習に従い、党の役職からは退いた。だが今回、全人代代表に選ばれたことで完全引退ではないことが確定した。

 王氏は1期目の習指導部で腐敗摘発を利用し、習氏の政敵を次々に排除。習氏の権力基盤固めの最大の功労者と位置付けられている。習氏は2期目でも王氏を要職に起用し、引き続き重要な役割を担わせる狙いだ。(共同)