Tuesday, January 30, 2018 10:42 AM

日産連合初の世界販売2位 中国拡大、トヨタ抜く

 日産自動車とフランス大手ルノー、三菱自動車の企業連合は30日、2017年の世界販売台数が前年比6.5%増の1060万8366台だったと発表した。最大市場の中国などで販売が拡大してトヨタ自動車を抜き、年間2位に初めて浮上した。首位は2年連続でドイツのフォルクスワーゲン(VW)。トヨタは16年の2位から3位に後退した。

 ただ、日産では17年9月に新車の無資格検査が発覚し、その後の国内販売は失速している。影響の収束は見通せず、失った信頼を取り戻せるかが最大の懸案となる。

 日産連合は16年の4位から順位を上げた。三菱自とともに中国で、人気が高まっているスポーツタイプ多目的車(SUV)などを大幅に伸ばした。三菱自の燃費不正問題で16年に落ち込んだ軽自動車の販売が回復したことも貢献した。1000万台超えも初めてだ。(共同)