Thursday, February 01, 2018 11:13 AM

米、仮想通貨の監視強化 疑惑調査や調達差し止め

 米当局が仮想通貨の監視を強めている。米商品先物取引委員会(CFTC)が信頼性に疑いのある仮想通貨の調査に乗り出したとされ、米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨を使った資金調達を差し止めるなど投資家保護に力を入れ始めた。

 ブルームバーグ通信によると、CFTCが関心を示すのは仮想通貨「テザー」だ。テザーは米ドルと連動するペッグ制をうたい、発行する企業はテザーと同額のドルを保有していると説明する。

 だが価値を裏付けるドルを保有する決定的な証拠を示さず、保有者らの間で信頼性に対する疑念が噴出。CFTCは昨年12月、発行企業に召喚状を送って調査に着手したという。(共同)