Tuesday, August 09, 2016 11:18 AM
トランプ氏、格差是正強調 米選挙、混乱解消は不透明
大統領選の共和党候補トランプ氏(70)は8日、ミシガン州デトロイトで演説し、所得税の制度を大幅に簡素化し「多くの勤労者の税率をゼロにする」と表明した。低所得層の底上げを公約に掲げる民主党のクリントン前国務長官(68)に対抗し、減税を通じた格差是正や雇用創出をアピールした。
格差是正にも強い新生トランプを打ち出そうとした形だ。ただし、具体性に乏しく、戦死米兵遺族との対立を巡り混乱した選挙戦をリセットできるかどうか見通せない。
トランプ氏は「給料の高い雇用を創出する」と強調。環太平洋連携協定(TPP)からの脱退も改めて表明し、「仕事を奪う巨額の増税を計画している」とクリントン氏を厳しく批判した。(共同)
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