Monday, February 05, 2018 11:42 AM

辺野古反対の現職敗れる 名護市長に政権支援新人

 沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設が最大の争点となった名護市長選は4日投開票の結果、移設を進める安倍政権が支援し、推進の立場で活動してきた元名護市議の無所属新人渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=が、反対を訴えた無所属現職稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民、沖縄社大推薦、立民支持=を破り初当選した。

 稲嶺氏は前回2014年市長選で対立候補に4100票余りの差をつけて当選したが、今回は約3500票差で敗れた。投票率は76.92%で、前回を0.21ポイント上回った。

 安倍晋三首相は5日、官邸で記者団に「市民の理解をいただきながら、最高裁判決に従って進めていきたい」と述べ、移設推進を表明した。同時に「本当に勝って良かった。県民の気持ちに寄り添いながら、さらなる沖縄の発展を全力で支援していく」と強調した。(共同)