Monday, February 05, 2018 11:42 AM

陸自ヘリ、住宅に墜落 隊員死亡、1人は行方不明

 5日午後4時43分ごろ、佐賀県神埼市千代田町の2階建て住宅付近に、陸上自衛隊目達原駐屯地(同県吉野ケ里町)所属の2人乗りAH64D戦闘ヘリコプターが墜落、炎上した。乗組員の男性隊員1人が死亡、別の隊員の行方が分かっておらず、捜索が続いている。住宅には4人が暮らしており、このうち小学5年の女児(11)が右膝を打つ軽いけが。隣接する平屋も燃え、女児の祖母(69)がいたが無事だった。自衛隊機が住民を巻き込む重大事故となった。

 神埼署によると、ヘリが墜落したのは会社員川口貴士さん(35)宅で、当時家にいたのは川口さんの長女の女児だけで祖母と墜落後に逃げた。

 防衛省などによると、ヘリは第3対戦車ヘリコプター隊に所属。機体を整備点検した後の試験飛行中で、機首から落下したという。死亡したのは副操縦士の高山啓希1等陸曹(26)で操縦士の斉藤謙一2等陸佐(43)の行方が分かっていない。(共同)