Tuesday, August 09, 2016 1:07 PM

「戦後平和主義と距離も」 NYタイムズ、1面報道

 9日付のニューヨーク・タイムズは、天皇陛下がビデオメッセージで生前退位への強い思いを示されたことについて「日本が戦後の平和主義と距離を置くかもしれない微妙な時期だ」と指摘する1面記事を掲載した。

 天皇が平和主義を掲げた戦後日本の象徴としての役割を果たす一方で、政治的影響力を持つ安倍政権は自衛隊の活動制限を緩めようとしていると指摘。生前退位が実現すれば「日本は過去を書き換え、教訓やタブーを放棄しようとする政権の動きを抑制できるのか」と疑問を呈した。(共同)