Tuesday, February 06, 2018 11:16 AM
米国発株安、世界に連鎖 東証急落一時1600円安
米国発の株価急落が、世界の金融市場を揺さぶっている。6日の東京株式市場の日経平均株価は、下げ幅が一時、約17年10カ月ぶりに1600円を超え、終値も前日比1071円安となった。米長期金利の上昇を受けて景気減速への警戒感が高まり、5日のニューヨーク株式市場は過去最大の下落。6日のアジア株に軒並み波及したほか、欧州株も下げて始まり、株安の連鎖が続いた。
好調な企業業績を背景とした景気拡大への期待が投資家の買いを促し、日米の株式相場は昨年から上昇基調で推移してきたが、この流れは一変し景気の先行き不安からリスクを回避する動きが一気に強まった。外国為替市場で1ドル=108円台まで円高ドル安が進行する場面があり、日本経済をけん引する製造業の業績に響くとの懸念も出ている。
日経平均株価(225種)終値は、1071円84銭安の2万1610円24銭で約3カ月半ぶりの安値水準。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱ショックが広がった2016年6月以来、約1年7カ月ぶりの下げ幅となった。東証株価指数(TOPIX)は80.33ポイント安の1743.41。出来高は約31億5500万株だった。(共同)
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