Wednesday, February 07, 2018 11:00 AM

太陽光発電買い取り18円に 18年度、開始時の半額以下

 経済産業省は7日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、事業者向けの太陽光発電の価格(出力10キロワット以上)を現在の1キロワット時当たり21円から、2018年度は18円に引き下げると決めた。40円だった制度開始時の半額以下となる。

 海外に比べて発電費用が高いため、価格を3円引き下げ国内事業者に自立を促す。買い取り価格が電気料金に上乗せされる家庭や企業の負担を軽くする狙いもある。

 固定価格買い取り制度は、原発依存からの脱却と再生エネの拡大を目指して東日本大震災の直後の12年度に始まった。原則として年1回、価格を改定し、電気料金の抑制に努めている。今回は太陽光の設備導入にかかるコストの低下や、設備利用率の向上が進んでいることなどを反映した。(共同)