Friday, February 16, 2018 11:22 AM

大統領の移民改革案通らず 米上院、退去の懸念強まる

 米上院本会議(定数100)は15日、子供の時に親に連れられて米国に不法入国した「ドリーマーズ(夢見る人たち)」と呼ばれる若者ら約180万人について、トランプ大統領の計画に基づく救済策を盛り込んだ移民制度改革法案の採決に進めなかった。

 トランプ政権は、若者らの強制送還を猶予したオバマ前政権の措置を3月5日で打ち切る方針。救済策が講じられない中、ドリーマーズは国外退去になる懸念を強めている。

 トランプ氏が支持する案や超党派の2案を含めた四つの案がいずれも与野党の十分な賛成が得られず、採決に進むために必要な60票に届かなかった。トランプ氏が支持した案が最も賛成が少なかった。(共同)