Wednesday, August 10, 2016 10:21 AM

包括的な難民対策推進へ 国連サミット成果文書

 国連総会(193カ国)は9日、国連本部で9月19日に開催予定の移民・難民問題を巡るサミットで採択する成果文書を公表した。難民受け入れ国への支援を含む包括的な対策を推進し、2018年に移民・難民対策を定めた国際協定の採択を目指す内容。

 移民・難民問題は今年9月に始まる国連総会で最大のテーマの一つとなる見通し。成果文書に法的拘束力はないが、国連高官は「全ての当事者が利益を得られる内容だ」として履行徹底に期待を示している。

 成果文書は、国連加盟国が難民に対する人道支援のほか、受け入れ国への支援も拡充する包括的な対策を取ると明記。難民・移民対策を定めた国際協定を18年に採択するため、協議を進めるとしている。(共同)