Thursday, February 22, 2018 11:59 AM

安保理、戦況悪化に危機感 シリア停戦決議「最終案」

 国連安全保障理事会の非常任理事国スウェーデンとクウェートが21日、シリアでの停戦決議案の「最終案」配布に踏み切ったのは、安保理内にシリアでの戦況悪化で市民の犠牲が急増していることへの危機感が広がったためだ。ただ、採択できるか予断を許さない。

 国連のグテレス事務総長は21日の安保理会合で、戦闘が激化した首都ダマスカス近郊では、40万人が「この世の地獄」での暮らしを強いられているとして、シリア全土での即時停戦を訴えた。

 安保理外交筋によると、最終案は、現在のシリアについて「受け入れられない水準の暴力に対する激しい怒り」を表明。(共同)