Wednesday, August 10, 2016 10:50 AM

尖閣周辺に中国公船10隻 漁船200隻超、海保警戒

 海上保安庁は10日午前、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域で、中国公船10隻が航行しているのを確認した。午後にも7隻の公船が一時航行しているのを海保の巡視船が見つけた。公船の周辺では200隻を超える漁船が操業しているもよう。尖閣周辺では5日以降、中国の公船と漁船の動きが活発化しており、海保が警戒を強めている。

 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は10日、接続水域で中国公船が航行している事態に抗議し、立ち去るよう求めた。日本の抗議は6日連続。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国公船は船体に「海警」や「海監」と書かれている。海保の巡視船が、領海に近づかないよう警告している。(共同)