Tuesday, February 27, 2018 10:40 AM

流出前、欧米に不審接続 ウイルス感染で外部操作か

 仮想通貨交換業者大手コインチェック(東京)から約580億円相当の「NEM(ネム)」が流出した事件で、流出の数日前に、同社の社内ネットワークから欧米のサーバーに不審な接続が複数回あったことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 社内ネットワークがウイルス感染して外部から不正操作され、仮想通貨の送金に必要な「秘密鍵」と呼ばれる暗号などの管理情報が持ち出された可能性がある。

 警視庁サイバー犯罪対策課は、1月26日にネムが流出する前の同23、24日に欧米のサーバーから社内ネットワークへの不審な接続があったことを確認していた。(共同)