Tuesday, February 27, 2018 10:41 AM

朴前大統領に懲役30年求刑 巨額収賄、4月6日判決

 巨額の収賄罪などに問われている韓国の前大統領、朴槿恵被告(66)の論告求刑公判が27日、ソウル中央地裁で開かれ、検察側は「国民から委任された大統領の職務権限を私物化し、憲法の価値を損なった」として懲役30年、罰金1185億ウォン(約118億円)を求刑した。朴前大統領は昨年秋から出廷拒否を続けており、27日も出廷しなかった。判決は4月6日に言い渡される。

 朴前大統領は親友の崔順実被告(61)らと共謀し、複数の大企業に崔被告が事実上支配する財団への資金拠出を強要、計約774億ウォンを集めたなどとして昨年4月に起訴された。中央地裁は13日、崔被告に懲役20年の実刑判決を言い渡し、多くの起訴内容で朴前大統領との共謀を認定しているため前大統領にも重刑が科される公算が大きい。

 前大統領は、サムスングループから崔被告の娘の馬術強化費などとして多額の金を受け取ったとの収賄罪にも問われている。(共同)