Tuesday, February 27, 2018 10:41 AM

即位儀式、簡素化検討を 政府準備委の議事概要

 政府は27日、天皇陛下の退位や新天皇即位の儀式を巡る準備委員会が20日に開いた会合の議事概要を首相官邸ホームページで公表した。即位の礼から大嘗祭までの儀式に関し、日程にゆとりを持たせ、簡素化も検討すべきだとの意見が出た。

 山本信一郎宮内庁長官は、昭和から平成の代替わりの際、天皇、皇后両陛下が即位に伴う関連儀式を「過酷なご日程でお務めになった」とした上で「両陛下は大変だったとのご様子で、今回のことをお気遣いなされていると拝察している」と説明した。「即位の礼」を早めに行い、先例で11月中旬ごろの大嘗祭までの日程に余裕を持たせてほしいと要請した。

 出席した委員は、国内外の賓客を招待する「饗宴の儀」に関し「前回は7回も行われた。今回は時代情勢を踏まえ、具体的に検討していくことがよい」と縮小を求めた。(共同)