Tuesday, February 27, 2018 10:42 AM

米朝対話、正しい条件必要 トランプ氏、非核化目指す

 トランプ大統領は26日、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応について「北朝鮮は対話をしたがっている。米国は正しい条件下の時だけ対話をしたいと考えている。そうでなければ話をしない」と述べた。米政府は、北朝鮮が非核化に応じなければ最大限の圧力を加える政策を堅持する方針で、トランプ氏は無条件では交渉しない考えを改めて示した。

 ホワイトハウスで開いた全米州知事らとの会合で記者団を前に語った。トランプ氏は、米国は四半世紀にわたり北朝鮮と対話したが、核問題解決に向けて「何も起きなかった」と述べ、歴代大統領の北朝鮮対応を批判。自身の政権での米朝対話の可能性については「そのうちに分かる」と語るにとどめた。

 平昌冬季五輪閉会式に出席した北朝鮮代表団が25日、韓国の文在寅大統領との会談で米国と対話する「十分な用意がある」と表明したのに対し、ホワイトハウスは「非核化への第一歩を示しているのか見極める」との声明を発表している。(共同)