Tuesday, February 27, 2018 10:43 AM

送還救済策、当面有効に 米最高裁、政権の訴え退け

 米連邦最高裁は26日、子供の時に親に連れられて不法入国した若者らの救済措置について、撤廃を差し止めた下級審の仮処分命令を不服としたトランプ政権の訴えを退けた。救済措置は打ち切りが3月5日に迫っていた。米メディアによると、司法手続きや議会での対応が続く間は引き続き有効となる。

 救済措置は「ドリーマーズ(夢見る人たち)」と呼ばれる若者らの強制送還を猶予する「DACA(ダカ)」という制度でオバマ前政権が導入した。トランプ政権は昨年9月、今年3月から段階的に打ち切ると表明していた。

 今年1月にサンフランシスコ連邦地裁が一時的に差し止める仮処分命令を出し、政権が最高裁に上訴していた。(共同)