Tuesday, February 27, 2018 10:44 AM

安保理決議案否決を歓迎 イラン、武器供与指摘巡り

 内戦中のイエメンで活動するイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」にイランが武器を供与したとの指摘に懸念を表明する決議案を国連安全保障理事会が否決したことについて、イランのアラグチ外務次官は27日「一方的な報告書に基づく決議は失敗に終わった」と述べ、歓迎した。

 イエメン内戦はイランがフーシ派を、サウジアラビアなどがハディ暫定政権を支援する代理戦争の様相を呈している。

 米国は「イランによる弾道ミサイルなどの武器供与」を批判してきたが、イランは一貫して否定。安保理では26日、イランの関与の証拠が不十分だと主張するロシアが拒否権を行使した。(共同)