Wednesday, August 10, 2016 10:50 AM

病院火災で新生児12人死亡 イラク、配線不具合か

 イラクの首都バグダッド西部の病院で9日深夜から10日未明にかけて、火災が発生し、AP通信によると、新生児12人が死亡した。電気配線の不具合が原因とみられる。

 イラクでは、電気設備のメンテナンスが行き届いていないことが多く、漏電による火災が頻繁に発生。電力や水が不足する中、政府内では腐敗や汚職がはびこっており、病院の運営も十分でない実態が明らかになったことで国民の不満がさらに高まる可能性がある。

 病院幹部によると、産科病棟から出火し、29人の女性患者と8人の乳児が別の病院に搬送されたという。APなどによると、病院には行方が分からなくなった新生児の家族が詰め掛けた。(共同)