Wednesday, February 28, 2018 11:01 AM

18年度予算案が衆院通過 過去最大、年度内成立へ

 一般会計総額が97兆7128億円と過去最大の2018年度予算案は28日夜の衆院本会議で、与党の賛成多数で可決、衆院を通過した。憲法の衆院優越規定により年度内成立が確定。安倍晋三首相は、今国会の目玉法案に位置付ける働き方改革関連法案の国会提出と成立を目指す。野党は、裁量制の不適切データ問題は解消していないとして、参院審議でも安倍政権を追及する構えだ。

 予算案の2月中の衆院可決は、戦後2位タイの早さだった昨年に次ぐスピード。裁量制を巡り野党が強く反発する中、政府、与党は採決方針を押し通した。参院は予算委員会で3月1、2両日に首相と全閣僚が出席する基本的質疑を行う。

 野党は、政府に働き方改革関連法案の国会提出断念を迫るほか、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を引き続き取り上げ、安倍政権への追及を強めていく。(共同)