Wednesday, August 10, 2016 10:52 AM

トランプ氏止まらぬ暴言 失点続き、激戦州で劣勢

 共和党大統領候補のトランプ氏から9日、民主党候補クリントン前国務長官の暗殺を促すような暴言が飛び出した。すぐに打ち消したが、批判が相次いだ米兵遺族との対立に続く失点となりそうだ。党内の造反の動きも止まらず、激戦州のほか共和党色が強い州も切り崩され始めている。

 トランプ氏は9日、ノースカロライナ州の集会で、銃規制推進派のクリントン氏は武器保有の権利を認めた合衆国憲法修正第2条を廃止したがっていると指摘。クリントン氏が大統領になれば「修正第2条の人々(銃を持つ人々)には手段があるかもしれない」と訴えかけた。

 米メディアはクリントン氏に対する暴力や暗殺をせき立てる問題発言だとして一斉に報じた。(共同)