Monday, March 05, 2018 11:18 AM

セクハラ、移民問題に言及 「ハリウッドの変化」強調

 セクハラ、移民問題、銃規制ー。ロサンゼルス・ハリウッドで4日開かれた第90回アカデミー賞授賞式は例年通り、米国が抱える政治、社会問題を反映したセレモニーとなった。司会者ジミー・キンメルさんは冒頭、セクハラで映画界を追放された大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏に言及し「(映画界は)模範を示さなければならない」と訴えた。

 「ハリウッドは変わりつつある」。昨年10月に同氏からのセクハラ被害を証言した女優アシュレイ・ジャッドさんは、4日の式の直後、地元テレビでこう強調し、各界の意識変化を促していきたいと述べた。

 ジャッドさんは式では同じく被害を受けた女優ら2人と登場。「この先のアカデミー賞は男女平等や多様性をもたらす機会であってほしい」と呼び掛けた。(共同)