Thursday, March 08, 2018 11:25 AM

ロシアの処分は継続方針 北朝鮮参加「特別な意義」

 国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長は8日、平昌で共同通信のインタビューに応じ、国ぐるみのドーピング問題を抱えるロシアの国内パラリンピック委員会(RPC)への資格停止処分を当面継続する方針を明らかにした。ロシアが国主導の不正を公式に認め、世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの反ドーピング機関の処分を解除することなどを資格回復の条件とした。

 国際オリンピック委員会(IOC)は平昌五輪で個人資格の「ロシアからの五輪選手(OAR)」の参加を認め、大会閉幕後にはロシア・オリンピック委員会(ROC)への資格停止処分を解除しており、IOCとは一線を画す厳しい姿勢を示した。

 パーソンズ会長はロシアへの対応の差について「IOCとの構造的な違いがある」と説明した。IPCは「中立のパラリンピック選手(NPA)」としてロシアの参加を容認している。(共同)