Friday, March 09, 2018 11:18 AM

「正しい方向への一歩」 ロシア外相、米朝対話を歓迎

 ロシアのラブロフ外相は9日、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する意向を示したことについて「正しい方向への第一歩だ」と歓迎するとともに、対話は「朝鮮半島情勢を正常化するために必要だ」と述べ、実現に期待を示した。訪問先のエチオピアでの発言をタス通信などが伝えた。

 ラブロフ氏は、脅しや一方的な制裁ではなく、対話を通じて緊張緩和への合意を模索すべきだと呼び掛けてきたと強調。米朝対話を、核問題の解決に向けた政治的交渉プロセスの再開の契機にすべきだと訴えた。

 ロシアは米国に対して北朝鮮の体制の保証を促し、北朝鮮には核・ミサイル開発を断念するよう求めている。(共同)