Tuesday, June 21, 2016 11:17 AM

銃規制法案、採決至らず 米上院、乱射後も党派分断

 フロリダ州での銃乱射事件を受け、米上院(定数100)は20日、テロリストの疑いがある人物への販売禁止などを図る銃規制強化法案について審議を進めたが、採決に進むために必要な賛成票を得られなかった。

 事件では49人が死亡し、米国史上最悪の銃乱射となったが、米社会で銃犯罪を止められない現状の背景にある党派分断の深刻さを改めて示した。

 法案は民主、共和両党がそれぞれ提出した計4本。討論を打ち切って採決に持ち込むには賛成60票を要するが、いずれも下回った。上院では4本とは別に、穏健派の共和党議員が別の銃規制法案を準備している。(共同)