Thursday, August 11, 2016 11:25 AM

日系各社ミニバンで競う インドネシア自動車ショー

 東南アジア最大の自動車市場インドネシアの首都ジャカルタ近郊にあるタンゲランで11日、国際モーターショーが開かれた。21日までの日程。日系各社は人気のあるミニバンの新型車などを披露。主要輸出先の中国の経済停滞などで需要が伸び悩む中、競争が一段と激化しそうだ。

 インドネシア市場のシェアで首位のトヨタ自動車は新型ミニバン「CALYA(カリヤ)」を公開。子会社のダイハツ工業に製造を委託し、同国政府が導入した小型低燃費車へ適用される優遇税制に対応。現地法人の福井弘之社長は「初めて購入する顧客層を取り込みたい」と話した。

 ダイハツはカリヤと姉妹車種となる「SIGRA(シグラ)」を披露。燃費不正問題を受けて経営再建中の三菱自動車はミニバンの試作車を公表し「他の国にも輸出する」(幹部)考えだ。(共同)