Thursday, August 11, 2016 1:54 PM

ロシア、GDP0.6%減 4〜6月、消費振るわず

 ロシア国家統計局が11日発表した2016年4〜6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比0.6%減だった。6四半期連続のマイナス成長。物価上昇を背景に個人消費が振るわず、投資も引き続き減少しているためだ。

 主要な輸出品である原油の価格低迷の長期化も景気回復の重しとなっている。ただインフレ率の低下に伴い、前期(1.2%減)に比べマイナス幅は縮小した。

 ロシア中央銀行は7月下旬の消費者物価上昇率は7.2%に鈍化しており、四半期ベースのGDPが今年下期にプラスに転じる可能性があると予想している。(共同)