Tuesday, April 03, 2018 12:33 PM

カジノ入場料6000円 実施法案で与党合意

 自民、公明両党は3日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案に関し、日本人客のカジノ入場料を6000円とすることで合意し、与党協議が決着した。全国のIR整備箇所数を最大3カ所とすることなどと併せて法案に盛り込む。政府、与党は4月中に国会提出、会期中の成立を目指す。カジノ解禁に対する世論や野党の反発は強く、審議は難航が必至だ。

 今国会で成立した場合、国による整備箇所の認定や建設工事などを経て、第1弾となるIR開業は2020年代半ばとなる見通しだ。

 記者会見した自民党の岸田文雄政調会長は「観光立国を目指す日本にとって起爆剤となる法案だ」と早期成立に向けて取り組む考えを強調。公明党の石田祝稔政調会長は「国会審議は大変厳しいものになると予想している」と述べた。(共同)