Thursday, April 05, 2018 11:39 AM
中国、米国をWTO提訴 鉄鋼輸入制限に反発
中国商務省は5日、米国が発動した鉄鋼などの輸入制限は不当だとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。米中の貿易摩擦は、制裁や報復措置の応酬となっており、中国がさらに対決姿勢を強めた形だ。
商務省は「米国は国家の安全保障に名を借りて、貿易の保護主義を実行している」と指摘。「多角的貿易体制の中で差別的な待遇をしてはならないという(WTOの)原則に反している」と非難した。
米国は3月23日、鉄鋼とアルミニウムの大量流入が安全保障上の脅威になっているとして、高関税を課す輸入制限を発動した。日本なども対象となっており、中国はWTOへの提訴をきっかけに、米国を批判する国際世論を盛り上げることも狙っているとみられる。(共同)
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