Friday, April 06, 2018 11:27 AM

独裁判所、前州首相保釈へ カタルーニャ独立問題

 ドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州の上級地裁は5日、スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で反逆と公金横領の疑いで国際手配され、ドイツで拘束されたプチデモン前州首相について、スペイン送還の可否が決まるまで保釈を認めると発表した。保釈保証金は7万5千ユーロ(約985万円)に設定された。

 上級地裁の決定で、プチデモン氏は早ければ6日にも保釈される見通しとなった。保釈後は当面ドイツを拠点に、カタルーニャの独立を目指す活動をするとみられる。

 スペイン当局は昨年12月、同氏が出国先のベルギーで拘束後に保釈されたことを受け国際手配をいったん取り下げた経緯があり、対応が注目される。スペイン有力紙パイスによると、スペイン政府報道官は国外の裁判であることを理由に評価を避け「好き嫌いは別にして裁判所の判断は尊重する」と語った。(共同)