Tuesday, April 10, 2018 10:48 AM

西野新監督「覚悟持てた」 W杯2カ月前に就任

 サッカー日本代表の西野朗新監督が10日、東京都内の日本サッカー協会で行われた会議に出席後、報道陣の取材に応じ、ハリルホジッチ監督の電撃解任後の就任に「少しためらったが、自分の中で最後の責任をこの場で果たしたいという覚悟を持てたので、受けさせてもらった」と説明した。12日には就任会見を行う。

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会まで2カ月という短期間でのチームづくりが求められる。前任者が求めた身体的強さやスピードなどの重要性を認めつつも「技術的に通用する部分もあるし、規律を持って組織的に戦えるのが日本の強み」と話し、「ないものを求めるより、積み上げたものを良くしていく。そこで勝負する方が早いかもしれない」と、方針転換の考えを明らかにした。

 日本人監督がW杯で指揮を執るのは岡田武史氏以来2人目。コーチらのスタッフ選定を急ぎ、週末からはJリーグの試合視察を始める予定で、選手選考を進めていくという。W杯前の国内最終戦となる5月30日のガーナ戦(日産スタジアム)で初采配を振る。(共同)