Tuesday, April 10, 2018 10:49 AM

6月上旬までに米朝会談 トランプ氏、非核合意期待

 トランプ大統領は9日、ホワイトハウスでの閣議冒頭、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談の開催時期は「5月か6月上旬」と述べた。「双方が大いに敬意を払い、北朝鮮の非核化で合意できることを望む」と語った。朝鮮中央通信は10日、金氏が9日の党政治局会議で「米朝対話の展望について深い分析評価を示した」と報道。米朝が会談に向けた準備を本格化させていることが明確になった。

 一方、ロシアのラブロフ外相は10日、モスクワで北朝鮮の李容浩外相と会談。記者会見で、プーチン大統領と金氏の首脳会談について「両首脳は個人的接触について、適切と見なす時期に議論するだろう」と述べ、開催の可能性に言及した。

 トランプ氏は、米政府が北朝鮮側と「連絡を取っている」と明言。首脳会談で「両国関係がこれまでと大きく違ったものになることを願う」と述べ、米朝関係改善への期待感を強調した。首脳会談は「世界にとって、とても興味深いものになるだろう」とも語った。(共同)