Tuesday, April 10, 2018 10:51 AM

トランプタワー部屋売れず 警備厳重「まるで軍施設」

 ニューヨーク中心部の高層ビル、トランプタワーで7日発生した火災で、死亡した居住者の男性(67)は2016年のトランプ大統領の当選後、建物内外が警備で騒がしくなり部屋を売りに出そうとしたが買い手がつかなかったことが分かった。9日付のニューヨーク・タイムズ紙が男性の友人の話として報じた。

 友人は男性について「(警備が厳しく)軍事キャンプで生活しているようだったが、トランプ氏のビルと知られていたので部屋を売ることができなかった」と証言した。

 芸術作品の収集家だった男性が1人で住んでいた50階の部屋の物件価格は2015年時点で約250万ドル(約2億6800万円)で、部屋にスプリンクラーは設置されていなかったという。(共同)