Wednesday, April 11, 2018 11:15 AM

日本新狙うスター候補〜比嘉、16連続KOなるか

 22歳のスター候補が大一番を迎える。世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が3度目の防衛戦(15日・横浜アリーナ)で日本新記録の16戦連続KO勝利を狙う。クリストファー・ロサレス(ニカラグア)の挑戦を受ける王者は「プレッシャーはない。インパクトを残したい」と心を躍らせる。

 野性味あふれる動きから、上下左右に回転力十分のパンチでKOのチャンスは逃さない。同じ沖縄出身の2人の元世界王者も能力にうなる。所属ジムの具志堅用高会長は「大吾はどんどん押し込んでくる。スピード、パワーもすごいけど、一つもらったらその衝撃が違う」と絶賛。15試合連続の日本記録で並ばれた浜田剛史氏は「頭を使ったボクシングができるし、判断をした瞬間に動いている」と評価する。

 比嘉は「勝ってあとは楽しく過ごしたい」と笑う。天真らんまんなキャラクターも魅力の一つで「比嘉大吾の名前をもっと覚えてもらいますよ」と、さらなる人気上昇へ強打で畳み掛ける。(共同)