Tuesday, April 17, 2018 11:18 AM

「怒鳴られた」動機に謎 直前トラブルなし、滋賀

 滋賀県彦根市の交番で上司の井本光巡査部長(41)を射殺したとして、殺人容疑で巡査の男(19)が逮捕された事件は18日で発生から1週間。「怒鳴られたからやった」と動機を供述し、当時の状況や逃走ルートの解明が進む。一方、2人は3月下旬に共に配属され、直前に目立ったトラブルは見当たらない。動機や経緯には謎が依然多い。

 県警によると、事件は11日午後7時45分ごろ、彦根市南川瀬町の河瀬駅前交番で発生。井本巡査部長は背後から頭部、背中の順に2発撃たれ、即死状態だった。

 巡査はパトカーに乗り、約10分後、コンビニの現金自動預払機(ATM)で現金50万円を引き出し、たばこ2箱とライターを購入。免許は持っていたが、1月に警察学校の初任科を修了したばかりで、パトカーの運転資格はなかった。(共同)