Tuesday, April 17, 2018 11:26 AM
TPP承認案が審議入り 再交渉回避へ早期可決狙う
米国を除く11カ国で署名した環太平洋連携協定（TPP）の承認案が17日、衆院本会議で審議入りした。米国が再交渉を前提にしたTPP復帰に意欲を示すのに対し、再交渉を回避したい政府、与党は今国会で速やかな可決を狙う。ただ、相次ぐ政府の不祥事が響き承認が遅れる懸念もある。
発効には6カ国以上の国内承認が必要で、参加国は早ければ年内の実現を視野に入れる。日本は率先して協定を承認し、各国の手続きに弾みをつけたい考えだ。
承認を急ぐのは、通商交渉に前のめりな米国を警戒しているためでもある。トランプ大統領は自国に有利な再交渉を条件にTPP復帰を検討すると表明。2国間の自由貿易協定（FTA）にも強い関心を示し、日米は17日から開く首脳会談で通商問題を議題とする見通しだ。（共同）
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