Thursday, April 19, 2018 10:44 AM

米朝首脳会談「退席も」 北朝鮮揺さぶるトランプ氏

 トランプ大統領は18日、米朝首脳会談を数週間内に開くと述べ、成功に向け「あらゆる努力をする」と強い決意を示した。一方、事前の準備協議で「実りがないと思えば会談には行かない」と表明。首脳会談中でも成果が出ないと判断すれば「丁重に立ち去る」と語った。非核化の手法を巡り米朝間の意見の隔たりが指摘される中、会談前に北朝鮮に揺さぶりをかけ、非核化を確実にする狙いとみられる。

 米南部フロリダ州パームビーチで行った安倍晋三首相との共同記者会見で語った。

 トランプ氏に同行したハガティ駐日米大使も、日米や国際社会の利益にならなければ首脳会談は見送られるとの認識を表明した。トランプ氏は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で日本人拉致問題を取り上げると確約したが、事前協議が難航すれば会談そのものが危ぶまれそうだ。(共同)