Thursday, April 19, 2018 10:46 AM

自由貿易体制維持を IMF専務理事

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は19日、「各国は開かれたルールに基づく多国間貿易の枠組みを維持するため協力すべきだ」と自由貿易体制の維持を訴えた。世界経済の現状やIMFの運営方針について見解をまとめた文書を発表した。

 トランプ政権は知的財産権侵害への制裁措置として中国製品に追加関税を課す方針を表明したのに対し、中国は米国産農産品に報復関税を示すなど貿易摩擦は激しさを増している。

 ラガルド氏は「世界の経済活動は引き続き拡大している」とした上で「過熱する貿易紛争や金融市場の変動は景気の下振れリスクを示している」と指摘した。(共同)