Wednesday, April 25, 2018 11:26 AM

仏、イラン核で新合意提唱 米賛同、ロウハニ師は反発

 フランスのマクロン大統領は24日、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、共同記者会見で、米欧などとイランが結んだ核合意に関し「新たな合意に取り組みたい」と提唱した。イランのミサイル開発を黙認したなどと合意を批判しているトランプ氏も賛同し、新合意には核開発制限のため「強固な基礎」が必要だと訴えた。

 マクロン氏はトランプ氏の懸念に対処し、米国の核合意離脱を阻止する狙いがあった。しかしイランのロウハニ大統領は25日、核合意は「見直しも再交渉も不可能だ」と断言し、譲歩しない姿勢を鮮明にした。イラン国営テレビが報じた。

 ロウハニ政権は近く詳しい対応を協議する見通し。米仏首脳が核合意に含まれていないとして求める、イランの弾道ミサイル開発の制限や2025年以降の核開発制限に応じる余地は少ないとみられる。(共同)