Monday, April 30, 2018 9:54 AM
続く衝突、増える犠牲者 ガザのデモ、過激化恐れ
パレスチナ自治区ガザで反イスラエルデモが始まって30日で1カ月。イスラエル軍との衝突が5週連続で起き、既に40人超が死亡した。デモは5月15日まで続く見通しで、前日の14日にはパレスチナ人が猛反発する在イスラエル米大使館のエルサレム移転が予定される。デモ隊が過激化し、衝突がさらに拡大する恐れもある。
デモ最終日は、1948年5月のイスラエル建国でパレスチナ難民が発生した「ナクバ(大惨事)」の70回目の記念日。同じ日にイスラム教で最も神聖な月のラマダン(断食月)が始まる見通しで、デモ隊の宗教心が高揚するとみられる。
イスラエル建国で故郷を追われた難民の帰還を訴えるデモが始まったのは3月30日。イスラム教の集団礼拝がある金曜日ごとに衝突があり、ガザ保健当局によると負傷者は18歳以下の約650人を含む約7千人に上る。うち約1900人はイスラエル軍の銃撃によるけが人だ。(共同)
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