Monday, April 30, 2018 9:55 AM

パリ協定ルール作り議論 温暖化巡り国連会議始まる

 地球温暖化対策のパリ協定の詳細な実施ルールを事務レベルで協議する国連気候変動枠組み条約の会議が30日、ドイツ・ボンで開幕した。

 2020年に始まるパリ協定のルール作りは、今年12月の同条約第24回締約国会議(COP24)が交渉期限。これまでは各国間の意見の隔たりが大きく、本格交渉が持ち越された経緯があり、議論がどの程度進むのか注目される。会期は5月10日まで。

 実施ルールを巡っては、温室効果ガスの排出削減目標の達成状況をどこまで厳格にチェックするかや資金支援の在り方など、多くの論点で先進国と発展途上国の対立が続く。緩いルールでは温暖化を抑えられない一方、厳しい内容には途上国が抵抗感を示し、昨年11月のCOP23はさまざまな主張を文書に漏れなく並べるにとどまった。(共同)