Monday, April 30, 2018 9:57 AM

トランプ氏、板門店検討か 米朝首脳会談で示唆

 トランプ大統領は30日、6月上旬までの開催が見込まれる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談の場所について、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店を検討していることをツイッターで示唆した。首脳会談の開催地を巡ってはこれまで第三国のスイス・ジュネーブやシンガポールなどが候補地に挙がっている。

 トランプ氏はツイッターで「多くの国が開催地として検討されているが、南北の境界にある(韓国側の)『平和の家』や『自由の家』は第三国よりも象徴的で重要、持続的な場所だろうか?」と投稿し、「ただ尋ねているだけだ!」とも書き込んだ。世論の反応を見極めようとしている可能性がある。

 「平和の家」は27日に開かれた韓国の文在寅大統領と金正恩氏との南北首脳会談で使われた。南北両首脳は年内に朝鮮戦争の終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換するため米国や中国を交えた会談を推進することで合意している。板門店で開催することで、米朝に韓国を加えた3カ国による会談を視野に入れている可能性もある。(共同)